水中ドローン産業訓練講習（プロフェッショナルコース）

水中ドローン産業訓練講習とは

水中ドローンとは、水中における課題を解決するために機材を投入し、潜水・潜航することでリアルタイムに現況を知るための自航型のカメラロボットです。水中ドローンを陸上から遠隔操縦し、水中部にある構造物や水産物の状況把握を行うことができるのが特徴です。様々なオプションツールを搭載することで、水分サンプル採取、沈殿物の回収、構造物の変状確認等に役立っています。”水”が関わるすべての分野で利活用が進んでおり、市場も拡大しています。

そういった中で、当校が開講している「水中ドローン産業訓練講習」は、より水中ドローンを実践的にご使用いただくための技能講習です。持っている知識や技能を向上させることで得られる成果物の精度を上げるために作ったオリジナルカリキュラムです。全国各地のダム・水路・河川などの撮影を行う運営起業 独自の研修・受講プログラムによって2022年3月より開講いたしました。

本コース講習開講の目的

・水中ドローンを使用したインフラ調査撮影に必要な専門的な知識と技能を習得する
・水中ドローンでの調査・撮影における報告書作成や成果物の作成方法を学ぶ
・実際の調査・撮影事例を通じて、水中ドローンの活用範囲や課題を理解する

※水中ドローン産業訓練講習は、一般社団法人日本水中ドローン協会が認定する『水中ドローン安全潜航操縦士』ライセンスを取得している方向けの講習内容となっております。卒業スクールによって使用している機種が異なる場合があるため、お申し込み時に確認させていただきます。

川越市大塚コンテナプール施設を水中ドローン人材育成や自社セミナーに活用

◎講習卒業後の練習場所の確保
（一社）日本水中ドローン協会が認定する『水中ドローン安全潜航操縦士認定講習』を埼玉県川越市にて月に数回実施しております。全国各地より生徒様がいらっしゃる中で、2021年度は卒業生を多く輩出したスクールとして【School Award 2021】として、最優秀賞を頂くことができました。我々講師としては、卒業後の生徒様の動向を全て追うことはかなわず、初回業務のお手伝いなどでアフターフォローを行ってまいりました。継続的に相談ができる場所や水中ドローンを専門に練習する場所は、全国でも探すのが困難と知り、会場の貸出を決めました。卒業された皆様へ技能向上と保持のため、有効活用していただきたいと考えております。

◎水中ロボット・小型ROV・小型水中ドローンの試験運用の重要性と課題
弊社で取扱いをしている小型水中ドローンと呼ばれる機材は、重量30Kg以下〜4Kg程度のものがメインとなっております。現場の課題は、調査に必要なだけ機体位置を保持するための「対流速」とリアルタイムでの映像視認の際に重要となる「対濁水」です。業務請負にて撮影に入る場所の中でも海水だけではなく、河川、排水路、ダム等の流速、濁度については事前下見の上、施設環境を整えていただき調査撮影を行います。水中作業ツールは完璧ではなく、生産性向上のために試行錯誤が必要なのも現状です。

​インフラ維持管理・更新の点検アクセスに課題のある場所へ水中ドローンの活用を推進する中で、水中ロボット運用試験、水中ドローン操作訓練専門のプールを導入することに決めました。