大型物流ドローンの販売を手がける株式会社トルビズオン(本社:福岡市、代表取締役:増本衞)は、RUSEA(一般社団法人 地域再生・防災ドローン利活用推進協会、本社:京都市、代表理事:上原陽一)との連携し、強雨時の災害搬送を想定して、2024年7月2日、佐賀県多久市にてDJI FlyCart30を用いた災害時搬送訓練を行った。実験で得たノウハウはRUSEAと共同開発する、搬送ドローンを活用した災害対応の訓練プログラムに盛り込む予定だ。

背景

この度トルビズオンは災害時の迅速な物資搬送を目的に、強雨時におけるフライトデモを実施した。福岡県の防災訓練や佐賀県の水防訓練に参加した際、多くの参加者から大雨の状況下でのドローン搬送についての質問が寄せられたため、実際の災害現場を想定し、悪天候下での運用テストを行うことを決定した。

災害時搬送訓練の内容

訓練のフライトデモではDJI FlyCart30を使用して大雨の中での飛行を実施し、多久市職員や物流企業、農業関係者が見学に立ち会った。このデモにより大雨の中でも、安定した飛行が可能であることが確認された。また、参加者との意見交換を通じて、現場での具体的な運用方法や改善点について多くの知見を得ることができたとのこと。

また、今回の実験を通じて得られたノウハウを基に、雨天時の搬送用ドローンの運用マニュアル(天候情報に応じた柔軟な対応、雨天の機材搬送や装備、機材保護と安全対策)を整備していく予定。これにより、今後は悪天候時でも安全かつ効率的に災害搬送が行える体制を整えていく。

RUSEA(一般社団法人 地域再生・防災ドローン利活用推進協会)との連携

今回の訓練をきっかけに、当社はRUSEAとの連携をさらに強化していく。同社も参画するRUSEAは、DPCA(無人航空機国家ライセンスセンター/国内最大の講習団体)により運営され、国内トップの無人航空機の操縦士育成ノウハウ、災害協定の締結数および災害時の対応実績を有している。今回の協業をきっかけに、トルビズオンとDPCA、RUSEAは災害時のドローン搬送の社会実装を目指し、共同で取り組むことを発表する。また、DPCAはトルビズオンと同様に、ドローンの訓練用空路を整備している多久市への進出協定も締結しており、今後も多久市での活動を推進していく予定だ。

※記事引用元:トルビズオン PR TIMES リリースより
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000156.000046605.html